先日 Twitter で、ある子ども食堂が「塾の前に食事して来い」と言う富裕層や口うるさい意識高い系だが全く手伝わない母子に占拠され、心優しい運営者の心が折れて閉鎖した話や、別の子ども食堂で、私立の学校の清掃をしながら懸命に生きていた母子が、その私立に通う母子達が来るようになって、来なくなってしまった話を目にしました。

 勝ち組でさらに勝ち組になるのに必死な人々と弱者。難しい問題です。

 世の中弱者に来てほしいという場所やイベントは、国、自治体、民間で数多くありますが、組織化されていない方々には、なかなか手を届けることができなかったりします。

 私たちは中年福祉センター設立を目指していますが、中年の弱者の現状についても同様です。また、多くは結局雇用されることを目的としたものが多いと認識しています。

 しかし、執行役員をしていたベンチャー企業が倒産、破産管財人からコンテンツを買った会社に入社したものの結局事業は継続されず退社、その後事業の立ち上げを試みるもうまくいかず、正社員の募集に応募してもことごとく落ち、2014年末から非正規の仕事(1~3カ月更新の契約社員や派遣社員)をしている私の意見は、中年の弱者の非正規雇用での仕事は「絶対に無理にするべきではない」というものです。

 私はメンタルは比較的強く、ベンチャー企業時代は泣く子も黙る反社会勢力と対峙したりもしました。しかし、その私でも、非正規で働くのは「メンタルをやられる可能性が高い」と思っています。非正規に対して徹底的な効率などで優劣の生き残りレースをさせる大企業の波が押し寄せており、営業でもないのに非正規が厳しく競争させられている現状があります。また、男性に対し「いい年をして派遣で・・・」という社内で冷たい視線を送る方は大企業にはそこそこ存在し、これもなかなかつらいものがあります。

 それでは、組織化されていない中年弱者(数百万人規模だと思います)の生きづらさを改善するのはどうすればよいか。そのミーティングを行いたいと思っています。NPOの会員以外の方の参加を広く募ります。

 政策も議題の一つになるかもしれません。例えば雇用保険の自己都合、会社都合などといった区別をなくし、どんな場合でも失業すればすぐもらえるようにし、期間も長くし、自営業にも門戸開放などで対応が可能ではないかと思っています。

 公的福祉関係者は冷たい意見の「弱者の起業」(もちろんネットワーク商法などは不可で、初期投資がほとんどかからないものです)についても議題になるかもしれません。生活保護を受けながらの起業だってアリだと思います。無職ということばはぜひなくしたいですね。

 どうぞよろしくお願いいたします。