東京都知事 小池百合子様

はじめまして。特定非営利活動法人職業創造センター(東京都千代田区、http://syokusouzou.org/)理事長の森山浩年と申します。「中年支援」「中年福祉」についてお話をさせていただきたく、メールをさせていただきました(「中年」の範囲については京都府のホームページhttp://www.pref.kyoto.jp/health/health/health02_a.htmlの概ね40歳~64歳までを当NPOでは採用しています)。

私たちは、前身の任意団体「中高年人材センター」から4年余りに渡って中年問題に取り組んでおります。仕事のアイデアの発表・検討、懇親会、散歩、世界に飛び出した方の講演など、数多くのイベントを行い、今年の6月には「中高年(概ね40歳~64歳)支援元年宣言!中高年支援シンポジウム 兼 第2回世界教室」を行いました。

活動は今年だけでも日本経済新聞、ロイター通信、毎日新聞に取り上げられました。8月19日、20日には、第58回日本社会医学会総会において、聖徳大学短期大学部の檜垣昌也先生が、NPO法人職業創造センターの活動レビューやインタビューから「中年福祉」の概念化とその意義を考察し、報告をしてくださいました。9月にはNHKからも取材がありました。無縁社会や老後破産などのNHKスペシャルを手掛けてきた方からの取材です。

設立の経緯は、私が執行役員をしていたベンチャー企業で取締役が会社から消え、その後破産処理や従業員の未払い賃金立替払い制度の利用を行い、事業を売却してその企業に入社しましたが、結局事業は継続されず、自分で事業を立ち上げようとしましたが、金融機関から融資を受けることができず、うまくいかず、転職活動を行ったものの不採用通知の山(それすらないことも多かったです)といった状況の中で「中高年を支援し、光を当てるところがまったくないのはおかしいのでは」と思ったのがきっかけです。

レールを外れた中年世代で危機に直面している人は少なくありません。「ニートの高齢化」として35歳以上59歳以下を中年ニートと呼び、総務省の2016年の労働力調査より123万人とし、その深刻さを取材した記事もありました。働いていていても私のように非正規で働いている人も多く、週5フルタイムで働いても手取りは20万円をかなり割り込んでしまうのが現状です。中年世代の自殺者も少なくありません。統計から、世代別では最も多いと認識しています。しかし危機にある中年世代はサイレントマジョリティーであり、発信はあまりしません。

危機に直面する中年世代については、何と言っても下記の3点が必要だと考えます。
1.生きる目的・目標(生きがい)の支援
2.生活の支援
3.情報集約の拠点

そこで「輝ける中年 40歳から64歳センター」の設立を提案させていただきます。すでに厚生労働省には一度提案(要請)を行いましたが、彼らが動くのはたいへん難しいと感じております。

中年には、行政から市民団体まで本当に支援がありません。中年の支援についての取り組みをご検討いただきたく、東京都とお話をさせていただく機会をいただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。